株式会社カーセブンディベロプメント
自動車の小売と買取のFCチェーン「カーセブン」を全国に100店舗以上展開しています。現在の自動車流通・販売システムの良いところは受け継ぎ、ゆがみや改善すべき点は改革、進化させることで、新しい流通システムの開発<ディベロプメント>を推進しています。
「加盟店開発チーム」は、商圏のポテンシャルを明確に把握するために、TerraMapの導入を決めました。加盟店募集などの際、先方にご納得いただく為には、単なる土地勘ではなく、地理的・統計的な根拠の提示が必要だと考えたからです。
「買取」は3km、「販売」は5km
工夫を凝らした商圏分析を実施
中古車ディーラーや中古車専門店などの加盟候補店から、半径3kmと5kmの統計データ(国勢調査データ)を町丁目単位で集計し、そのポテンシャルを測っています。集計するデータは、人口、世帯数、昼間人口、そして自動車保有台数(※オプション)です。ここでのポイントは「買取」と「販売」とで、異なる距離の商圏を調査する点です。中古車市場において、車を売る人と買う人には感情差があり、買う人は “好きな車をより安く買いたい” ということで、遠方からも来店します(=従って半径5km)。しかし一方、売る人は近くの店舗で済ませることが多く、商圏はそれほど広くありません(=従って半径3km)。お客様のこの温度差を商圏調査に反映させ、確度を上げているのです。
月平均100件の査定依頼
顧客分析による効率的な販促を実現
インターネットなどを通じて、各店舗で月平均約100件の査定依頼が入ります。「CRM・マーケティングチーム」では、そのお客様情報をTerraMapに取り込んで、顧客分析を行っています。顧客分布やシェア率を調査することで、新聞折込広告やタウンプラス、ポスティングの効率的な配布エリアを選定できるのです。また、例えばミニバンであればファミリー層(国勢調査データの「一般世帯人員3人」以上を合算)の多いエリア、コンパクトカーであれば若い女性(国勢調査データ年齢別女性人口5歳ピッチより「20-24歳女性人口」から「35-39歳女性人口」を合算)の多いエリアなど、売り込みたい車種のターゲットに応じて、販促エリアを変更していくことも可能です。
カーセブンディベロプメント様が誇る、1つのブランドで買取と販売を行う「ダイレクト販売」。オークションなど中間マージンが発生しないため、“高く買って、安く売る”ことを実現しています。そのブランドをさらに拡大していくためにも、店舗の商圏調査などコンサルティングまで請け負い、全社を挙げて加盟店を支援していきます。