「店舗開発」「販売促進」「顧客データ分析」のための
エリアマーケティングGIS選び7つのポイント
エリアマーケティングGISは地図を使って商圏の分析を行い、「どこにお客様がいるのか」に答えます。
出店候補地の分析や既存店・競合店の分析、チラシ配布エリアの最適化、顧客データを地図に取り込んでのデータ分析などを簡単に行えます。 これからご紹介する「エリアマーケティングGIS選びのポイント」は7つだけです。
コチラでご紹介するポイントを知ることでエリアマーケティングGIS選びで迷うことがなくなり、お客様が本当に使うべきことに有効に時間をえるようになります。
エリアマーケティングGIS選び7つのポイント
エリアマーケティングGIS選び7つのポイントをまとめました。
お客様にお話をお伺いすると「以前にエリアマーケティングGISを導入したがやりたいことができなかった」「前に使っていたエリアマーケティングGISが使いにくくてだんだん使用しなくなった」「問い合わせても答えが返ってくるのに1週間以上かかった」「担当者がコロコロ変わる」「初期費用は安かったが、使っているうちにトータルで思った以上のランニング費になっていた」などのお声をいただく機会が多く、少しでもお客様のお役に立てれば幸いです。
1. 目的に合わせた機能の確認
やりたいことができるか。この一言に尽きます。
お客様の課題がクリアできるか、お考えの活用方法が可能かという点をご確認ください。
「価格は安くていいんだけど思っていたことができない…」とならないよう、お客様がエリアマーケティングGISを使って何をやりたいのかを明確にしておくことをおすすめします。
エリアマーケティングGISで何ができるかわからないということでしたら思いきってベンダーに相談しましょう。

2. 不必要な機能は?
機能がたくさんあるということは、いろいろできるという点では、とても良いと言えます。ですが、気をつけていただきたいのは、そんなにたくさんの機能を使うのかという点です。
機能がたくさん付いているのは、とても嬉しいことですが、お客様が使用されない機能が多いということはその分だけ無駄なコストと考えることも出来ます。
不要な機能が多い場合
3. 使いやすさ
必要な機能があるだけで安心してはいけません。
使いやすいことは、機能と同じくらい重要です。
やりたいことはできるけど「手間が多い」、「午前中がつぶれる」という状態では、導入しても使い続けるのはむずかしくなります。
そのためにはやはり、使いやすいということはとても大事な要素です。
また、商圏レポート作成機能があれば、資料作成の手間が省けて、その分もっと他のことに集中することができます。
さらにその商圏レポートが見栄えがよくて、提案資料にそのまま使えるようなものであれば言う事無しです。

4. データがセットで、毎年更新される
エリアマーケティングGISは、基本的に国勢調査などの統計データを使って分析を行います。
ほとんどの場合、機能とデータがセットになっていますが、「行政界データ(行政界の形)」「統計データ」「背景地図データ」「住所データ」の4つが毎年更新されるかもご確認ください。
多くのエリアマーケティングGISでは「背景地図データ」と「住所データ」は毎年更新されます。しかし「行政界データ」と「統計データ」が更新されない場合や更新されても高額な費用が発生する場合があります。
「行政界データ」と「統計データ」が更新されない場合、市区町村合併や行政界の境界ラインの変更などに対応できず、正しい分析ができなくなります。

5. 専用のヘルプデスク
エリアマーケティングGISに限ったことではなく、どんなツール・ソフトウェアでも言えることですが、「ヘルプデスクがあること」「サポート体制が整っていること」はとても大事です。 疑問に思うことがあるときや使い方に迷ったときなど、ヘルプデスクがあれば安心です。
「担当営業が責任をもって最後までサポートします」という言葉を耳にすることがあります。
頼もしくも感じますが、担当営業の方が忙しく手が離せないときはどうなるのでしょうか?
その点、ヘルプデスクがある場合は異なります。聞きたい時にすぐ答えが返ってきます。
技術的な問題が発生した際の対応の速さも異なってきます。
サポート体制が整っていて、ヘルプデスクと技術開発チームの連携が取れていれば、技術的な問題もすぐに解決できます。
6. トータルコストで考える
初期費用はできるだけ抑えたいものです。しかし、初期費用にこだわってランニング費用の見積りを誤っては意味がありません。
正しいコストを見積り、正しい判断をするためには1年だけではなく、2年3年と使い続けた場合のトータルコストで考えることをおすすめします。
「初期費用は安いが、エリアマーケティングGISを使用した分析レポートを作成する度に費用が発生する」そういった場合、1年や2年単位でのトータルコストを計算してみると、思ってもみない金額になることもあります。
また、トータルコストを考える際には、上記の「データが毎年更新される」ことにも着目することをおすすめします。
どのエリアマーケティングGISでも道路や建物などの地図のデータは毎年無料で更新されるケースが多いですが、市区町村合併や行政界の境界線変更などのデータは毎年更新されなかったり、更新の都度高額な費用が発生する場合があります。
トータルコストを見る際に、機能やデータを自社開発しているかどうかも役立つ指標になります。
自社開発ではなく、外部からの仕入れが多い場合、費用が高くなる傾向があります。
■トータルコスト例 以下の条件で3年間のトータルコストを算出
TerraMap | A社 | B社 | |
---|---|---|---|
初期費用 | 380,000円 | 0円 | 1,000,000円 |
月額費用 | 6,000円 | 5,000円 | 10,000円 |
帳票レポート機能 (エリアマーケティングの基本機能) |
0円(何枚でも無料) | 20,000円(作成の度に発生) | 0円 |
データ更新 | 0円 | 0円 | 500,000円(毎年発生) |
TerraMap | A社 | B社 | |
---|---|---|---|
1年目にかかる費用 初期+月額+レポート |
452,000円 | 560,000円 | 1,120,000円 |
2年目にかかる費用 月額+レポート+データ更新 |
72,000円 | 560,000円 | 620,000円 |
3年目にかかる費用 月額+レポート+データ更新 |
72,000円 | 560,000円 | 620,000円 |
■3年間のトータルコストでみれば歴然
1年目にかかる費用 | 2年目にかかる費用 | 3年目にかかる費用 |
---|---|---|
7. 明瞭な価格
エリアマーケティングGISによっては価格を表に出していない場合もあります。 どうして価格を明確に提示できないのかというと、その理由として、商流によって価格が変わる、時と場合によって価格が変わるということが考えられます。 お寿司屋さんで言うところの「時価」とお考えいただくとわかりやすいかもしれません。 その時々によって、あるいはお客様によって価格が違う場合があるかもしれません。その点、価格がはっきりしていれば、安心です。
