チラシの配り方は種類豊富!効果的な配布方法とメリット・デメリットとは

オフライン施策 , 販売促進
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店舗拡大や別の地域に新規店舗をオープンする際、新規顧客の獲得に効果的な方法としてチラシ配布が挙げられます。しかし、ポスティングには「開封されないまま捨てられてしまう」といったデメリットも存在します。

特に対象や地域を絞り込まず無作為に行われたチラシの配布では開封率や反応率が低く、新規顧客を獲得することは難しいでしょう。

そこで今回はチラシの効果的な配布方法とメリット・デメリットを解説します。エリアの特色に合わせたチラシの配布方法やそのコツを探してみてください。

チラシにはいろいろな配り方がある

チラシの配り方には、いろいろな配り方が存在します。これらの配り方にはそれぞれ「店舗の宣伝をおこなう」「集客するといった」目的を達成させる役割があります。

<配り方の一例>

  1. ポスティング
  2. 街頭配布
  3. 新聞折り込み
  4. フリーペーパー折り込み

無作為にチラシを配布するのではなく、ターゲット層や配布エリアの情報を集めて分析したうえで、ターゲットに刺さる配り方を選択しましょう。

自社でできる効果的なチラシの配り方

自社でチラシを配布するメリットはコストの削減です。配布業者への依頼費用が掛からないので、その分をチラシ作製に回してチラシの質を高めることもできます。また、広告さえあればすぐに配れるので外注と比較してスムーズに始められる点もメリットの一つです。
さらに、配布エリアの分析をしながら宣伝活動ができるため、今後の経営に活かせるデータが蓄積される点も強みといえるでしょう。

しかし、状況に合わせた配り方を選択しなければ、効果的なチラシの配布はできません。
そのためには、配り方それぞれの特徴やメリット・デメリットを把握して、都度、最適な方法を取り入れる必要があります。

こちらでは自社でおこなえる「ポスティング」「街頭配布」の特徴とメリット・デメリットを紹介しますので、参考にしてください。

効果的なチラシの配り方1:ポスティング

個人宅や事業所のポストにチラシを投函する「ポスティング」はチラシの配り方のなかでも特にメジャーな方法です。

  • どのエリアにポスティングするのか
  • 全体で何世帯に配布できるか
  • 平均的な反響率からどの程度の反響数になるのか
  • 結果として、目標にどの程度結びつくのか

これらの内容を配布前に分析し計画を立てることで、目標までの達成率や施策のPDCAなどを追えるようになります。また、配布するチラシの内容を精査することも重要です。

例えば、子どもの成績を上げるために受験対策がしっかりしている学習塾や家庭教師を探している母親に向ける場合、

  • 個別指導で成績が上がる
  • 地域密着型で志望校合格まで全力サポート
  • 苦手な教科を〇ランクアップ
  • 難関高校合格者多数

といった、“ターゲットが得たいゴール”を記載したチラシを配布すれば入塾や家庭教師を申し込む可能性が高くなるでしょう。チラシを見た対象が成功体験を具体的に想像できる内容にすることがポイントです。

自社で配布することも可能ですが、ポスティングの代理店であればこういった企画面もサポートしてくれるケースがあります。ノウハウがない場合は、代理店を利用することも一つの選択肢となるでしょう。

ポスティングのメリット・デメリット

ポスティングのメリットは以下の通りです。

  • ターゲットが目を通す可能性が高い
  • 低コストで配布ができる
  • 自社で手軽にチラシを配布できる

ポスティングは配りたい対象を細かく設定し、直接ポストに投函するためターゲットの目に留まる可能性が高くなります。また、もともと作ってあったチラシやカタログなどを使用できるため低コストでも始められる点も重要です。まずは一番手軽なチラシ配布を施策に取り入れたいという場合最も適していると言えるでしょう。
一方、ポスティングには以下のデメリットも存在します。

  • 1日のチラシ配布数に限界がある
  • クレームが入る可能性がある
  • ノウハウが必要な場合がある

この中でもクレームについてはポスティング時に特に注意しなければなりません。対象者がポスティングに対して不快感を抱くと、チラシそのものだけではなく企業への印象も悪くなるからです。
メリット・デメリットを把握して、効果的なポスティングを実施していきましょう。

効果的なチラシの配り方2:街頭配布

「街頭配布」は、ターゲットに手渡しでチラシを配布する施策です。街頭配布によって、特定のエリアを通行する人にサービスを認知してもらえるでしょう。チラシだけではなく、季節に合わせたノベルティやサンプルなどを配るのも効果的です。
街頭配布は「ビラ配り」「手配り」「サンプリング」とも呼ばれます。

なお、一般歩道でチラシ配布・サンプリングをする場合、配布エリアの管轄警察署に道路使用許可書を申請しなければなりません。

街頭配布のメリット・デメリット

街頭配布には以下のメリットが挙げられます。

  • 特定エリアでの認知度を上げられる
  • サービス内容、会社名、スタッフの認知を促せる
  • 配布物が自由自在である(チラシ・ポケットティッシュ・ボールペンなど)

街頭配布では、スタッフが直接対象者に配布を行えるため、会社名やスタッフそのものの認知度を高めることが可能です。また、大きさや内容に制限が無いため、チラシと一緒にサンプルや粗品をセットにしてより手に取りやすい工夫ができる配布方法でもあります。
一方、街頭配布にはデメリットもあります。

  • ターゲットに受け取りを拒否される場合がある
  • 警察署に申請する際、時間や手間がかかる
  • 天候や環境に影響された場合、配布数が不安定になる

街頭配布は天候や環境の影響を受けやすい配布方法です。配布数から反応率を測定したい場合、場所やシーズン、天気を加味した細かい分析を行ってください。
以上のことを念頭に置いて、チラシの街頭配布をしましょう。

媒体を利用した効果的なチラシの配り方

媒体を使用してチラシをまく方法は主に「折り込みチラシ」とよばれ、新聞・フリーペーパーなどにチラシを入れて配布します。

媒体を利用したチラシの配り方は次の2つです。

  • 新聞折り込み
  • フリーペーパー折り込み

効果的なチラシの配り方3:新聞折り込み

チラシを新聞に折り込み一緒に配達してもらう「折込チラシ」では、新聞の種類や配布地域・配布数などを設定しての宣伝が可能です。

例えば、新店舗がオープンする3ヶ月前・1ヶ月前・2週間前などスケジュールを決めてターゲットに告知チラシを配布すると、サービスの認知から購入・申込みまでつなげられるでしょう。

新聞折り込みのメリット・デメリット

新聞折り込みによるチラシ配布には、以下のメリットがあります。

  • 予算に応じて配布数が設定できる
  • 信頼度が高い
  • 配布地域やスケジュールを決められる
  • 保存性が優れている

新聞の信頼度が高いため、チラシ自体の信頼度を高められる点が折込チラシの大きなメリットです。
また、新聞を配布するエリア全体にチラシを配れるため地域密着型店舗との相性が高いでしょう。
柔軟にチラシを配布できるうえに信頼度の高い新聞折り込みですが、

  • 新聞を取っていないターゲットには配布できない
  • 新聞社の審査がある
  • 年齢層を絞ったターゲティングには不向き

上記のようなデメリットもあります。
チラシ配布エリアの年齢層を調査・分析したうえで実施するのをおすすめします。

効果的なチラシの配り方4:フリーペーパー折り込み

チラシの配布エリアをより細かく設定できる「フリーペーパー折り込み」は、地域情報誌に折り込んで一緒に投函してもらう方法です。

地域のお得情報やおでかけスポットなどが載っているフリーペーパーへのチラシ折り込みは、若年層だけでなく、紙媒体で情報を得る傾向にある中高年層には特に効果が期待できるでしょう。

フリーペーパー折り込みのメリット・デメリット

フリーペーパー折り込みによるチラシ配布のメリットは以下の通りです。

  • 配布エリアが絞れる
  • あらゆる年齢層がターゲットになる
  • 地域情報誌は親しみやすさが出る
  • 即効性がある

一方、

  • 配布スケジュールを自由に決められない
  • 新聞折り込みに比べると信頼性が下がる
  • ターゲットを絞りにくい

などのデメリットがあります。ターゲットがいるエリアを入念に調べてフリーペーパー折り込みをおこない、新規顧客の獲得につなげましょう。

まとめ:チラシの配り方はエリアの特色やターゲットにあわせて選ぼう

  • 目的達成を意識したチラシの配り方を選択しよう
  • チラシの配り方を選ぶ前に、エリアやターゲットを分析しよう
  • チラシの配り方次第で効果は高められる

チラシの配り方をエリアの特色やターゲットにあわせることで、新規顧客の獲得につなげられます。エリアやターゲットの分析をして効果的なチラシの配り方を選び、目的を達成しましょう。

商圏分析で市場を把握。新規出店の調査がスムーズに。

タグ : チラシ ポスティング
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