ジオターゲティング広告の配信にかかる費用とは?種類と相場を紹介!

エリアマーケティング , オンライン施策 , 販売促進
このエントリーをはてなブックマークに追加

位置情報から特定のユーザに向けた広告を打ち出せる「ジオターゲティング広告」の活用を検討している方も多いでしょう。とはいえ、ジオターゲティング広告を取り入れるにはそれなりの費用が発生するため、費用に見合う効果が得られるかどうかが気になるところです。

ここでは、ジオターゲティング広告費用の種類や相場について詳しく解説していきます。

位置情報システムを使った「ジオターゲティング広告」とは

ジオターゲティング広告とはパソコンやスマートフォンからインターネット接続をするときの位置情報データをもとに、広告配信するターゲットやエリアを定め効率よくweb広告を配信するサービスのこと。このシステムによって、目的のターゲットに対して訴求力が高いアプローチが可能となります。
ジオターゲティング広告を利用する際は、サービスを提供している会社との契約が必要です。ジオターゲティング広告にかかる費用にはいくつか種類があるため、まずはどのような費用が必要になるかを理解しておきましょう。

ジオターゲティング広告にかかる費用の種類

ジオターゲティング広告には「最低出稿金額」「インプレッション課金」「クリック課金」という3つの費用に関する概念があります。

最低出稿金額とは

「最低出稿金額」とは広告を運用するために支払う最低限の費用であり、媒体や依頼する会社によって異なります。

最低出稿金額の相場は後述しますが、1カ月当たりの最低出稿金額としている場合や複数月で設定するなど、媒体や会社によって設定期間も違います。

1キャンペーンの最低出稿金額が3カ月で30万円を消化する設定の場合、
1カ月につき10万円ずつを3カ月で配信する方法や、
1カ月目に15万円、2カ月目は5万円、3カ月目は10万円といったように、予算に応じて広告配信を分ける方法もあります。

インプレッション課金とは

「インプレッション課金」とは、広告の表示回数で課金される広告のこと。SNSやDSP、ディスプレイ広告でよく使われている課金方法です。

インプレッション課金型の広告ではCPM(Cost Per Mille)という単位が使われます。1000回あたりの広告表示に対して課金される費用です。
CPMの計算式は「広告費÷表示回数×1000=CPM 〇〇円」。
例えば、広告費20万円で30万回の広告表示があった場合、
20万円÷30万回の広告表示×1000=CPM666円(端数切り捨て)
上記のような計算式となります。

インプレッション課金のメリット

インプレッション課金は表示回数を軸に配信されるためより多くのユーザに広告を見てもらえる、情報を届けられることが大きなメリットです。
また、ユーザのアクションによって広告予算が左右されないため、決められた予算の中で広告費を設定しやすいのも魅力です。

インプレッション課金のデメリット

一方で、広告の成果について必ずしも保証されてはいないことがデメリットです。
広告の表示で課金される仕様ですが、広告が表示されて即座に集客や商品購入に繋がらないケースがあります。そのため、広告を見た段階である程度集客に結び付くような情報を伝える必要があります。

クリック課金とは

「クリック課金」とは、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告で使用されている課金方法の一つ。広告の表示回数ではなく、ユーザが広告をクリックしてリンク先のサイトを訪れるたびに費用を支払う仕組み、つまり「クリック単価×クリック数」で費用の総額が決まります。

反対に、CPC(Cost Per Click:クリック単価)を知りたいときには「広告費÷クリック数」の式で計算します。例えば、30万円の費用をかけて得られたクリック数が1000回だった場合は、30万円を1000回で割ると、1クリック当たり300円とわかります。

クリック課金のメリット

クリック課金では、特定のユーザに広告が表示されたとしてもクリックされなければ費用が発生しないので、無駄が生じにくいです。広告費と成果が比例するため、費用対効果の分析がおこないやすいというメリットもあります。

クリック課金のデメリット

クリック課金のデメリットは、業界や配信媒体・キーワードによって入札単価が大きく変動することです。
人気のあるキーワードは入札単価が高くなるので、広告費もかさみがちです。さらに、ユーザが誤ってクリックする確率も高いため、無駄な広告費がかかることも考えられます。

ジオターゲティング広告の料金相場

ジオターゲティング広告を取り入れるには、最低出稿金額と課金方法に応じた費用が発生します。

最低出稿金額については30万~100万円が相場ですが、会社や媒体によっては出稿金額がない、もしくは低く設定しているところも増えています。
そのためジオターゲティング広告の費用対効果が未知数であることや、最低出稿金額の負担が出稿のネックとなっていた場合でも、少ない費用負担で広告を利用できます。
ただし、広告代理店によって最低出稿金額の設定が異なるため、事前に確認することをおすすめします。

また、インプレッション課金の費用相場は広告表示1000回で200~700円前後、クリック課金は1クリック150~300円前後が相場だといわれています。
広告予算と目的に合わせて最低出稿金額や課金方法を選択することで、ジオターゲティング広告を有効活用できます。

例えば、商品やサービスの認知度を上げたい、ブランド価値を高めたいときにはインプレッション課金が適しています。
商品の購入などを主な目的とする場合は、クリック課金が適しているといったように目的に合う課金方法を選ぶことでジオターゲティング広告の効果を高められます。

まとめ:費用相場を知って広告配信の予算を決めよう

ジオターゲティング広告の活用を検討するときには広告を出す目的をはっきりさせて、広告費用の相場について事前に理解しておくことが大切です。
目的によって適した課金方法が異なるため、広告配信の予算を決めて目的に合った種類を選びましょう。

商圏分析で市場を把握。新規出店の調査がスムーズに。

タグ : エリアマーケティング ジオターゲティング
このエントリーをはてなブックマークに追加